鎌倉市と横浜市栄区の境あたり、岩瀬平島にあるのは稲荷神社である。「五社稲荷」「五所の宮」「五所明神」ともいう。祭神は保食神(うけもちのかみ)・大己貴神(おおなむちのかみ)・太田神(おおたのかみ)・倉稲魂神(うがのみたま)・大宮姫神(おおみやひめ)。例祭は九月二十九日。もと村社で岩瀬の鎮守。建久年間(1190〜1199)に鎌倉御家人の岩瀬与一太郎が創建したと社殿は伝える。天明二年(1782)の再建棟札がある。『新編相模国風土記稿』には村持ちであったと記されている。


岩瀬の稲荷神社

撮影日:2005年9月11日
鎌倉市手広
(鎌倉郡手広村)

鳥居と社殿 境内 社殿 社殿 境内社
石碑 境内

位置

参考文献

『鎌倉市史』社寺編、吉川弘文館、1954年
吉田茂穂『鎌倉の神社』、かまくら春秋社、2002年

2011/01/02 UP
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