扇ガ谷の寿福寺の門前には、かつて勝の橋という石橋があった。鎌倉十橋の一つであったが、現在はなく、石でできた標柱のみが残っている。橋の名の由来は、英勝寺の開基で、徳川家康の側室であった勝の局(英勝尼)が架けたからだと伝えられている。標柱の背後には寛文8年(1668)の銘を持つ庚申塔などがある。
勝の橋の碑
扇ガ谷の寿福寺の門前には、かつて勝の橋という石橋があった。鎌倉十橋の一つであったが、現在はなく、石でできた標柱のみが残っている。橋の名の由来は、英勝寺の開基で、徳川家康の側室であった勝の局(英勝尼)が架けたからだと伝えられている。標柱の背後には寛文8年(1668)の銘を持つ庚申塔などがある。